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年末年始に読んだ漫画や本等 [本]

9連休だった正月休みボケ未だ覚めやらず、全く社会復帰出来ておりませぬ。そんなこんなであっと言う間に過ぎ去った年末年始は実家や移動中の車中でまったり漫画や本を読みふけりました。


きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)


きのう何食べた? 2 (2) (モーニングKC)


まず、よしながふみの『きのう何食べた?』1巻、2巻。同棲中のアラフォーの弁護士と美容師のゲイカップルと、彼らの周りの人々の間に起こるおもしろ可笑しい日常の出来事と、主人公筧史郎が毎日せっせと作る家庭料理のお話。それぞれ一話完結なのですが、レシピがかなり詳しく載っていて、昨夏にたまたま雑誌でこの漫画を見て作った黒蜜牛乳かんがとても美味しかったのがきっかけでハマりました。元々料理は好きなんですが、一昨年辺りから毒入り加工食品等が問題になってきたのもあって、やっぱ自分で作るっきゃない!と料理熱が一段と高まって来たので、この漫画にある様な安い食材でさっと出来て美味しくて、栄養バランスやメタボ対策にも気を配っている家庭料理と言うのは嬉しいです♪筍とザーサイの卵炒めが簡単で美味で家族にも好評でした。苺のジャムにもハマってます。史郎のお母さんのトンチンカンさが好きです。しかしこのゲイカップル、NYの知り合いのカップルに共通点多々あり。

大奥 第4巻 (4) (ジェッツコミックス)


同じ作者の『大奥』4巻も読みました。赤面疱瘡と言う男子だけがかかる疫病が大流行して男子が女子の四分の一迄に激減した江戸時代初期と言う設定で、やむを得ず女将軍や女大名が誕生し、世継ぎを残すために大奥には美男や優秀な男性が多数取り揃えられ、、と言う男女逆転大奥のお話。荒唐無稽の設定とは侮れない面白さです。


オーデュボンの祈り (新潮文庫)


伊坂幸太郎の処女作『オーデュボンの祈り』も今更ながら行き帰りの新幹線で読了。とある軽犯罪を犯してふと出会った他人に日本地図上には存在しない種島と言う島に匿われた主人公が出会う、予言をするしゃべるかかしやちょっと奇妙な人々と、次々と起こる殺人事件。(地図上に無い孤島と言う設定、内容は違いますが桐野夏生の近著『東京島』もちょっと設定似てる?)これがデヴュー作とは恐れ入りました。近作に比べるとちょっととっちらかってる感もありますが、やはりぐいぐい読ませます。次は『モダンタイムス』の前作だと言う『魔王』を読もうかな。


宿屋めぐり


町田康の『宿屋巡り』は、主の命により大権現へ太刀を奉納する為に旅する主人公が奇妙な世界に巻き込まれ、、と言う様な600ページの分厚さの本でまだ20ページ目ですが、しょっぱなから相変わらず町田的シュールな世界が花開いてます。ちょっとしり上がり寿の『真夜中の弥次さん喜多さん』みたいな感じも。布袋さんと喧嘩してからちょっと元気無かったかなぁ〜と心配でしたが、、。

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コメント 4

katsura

「大奥」面白そうですね。
実際にいるゲイのカップルと共通点多いということは、浮足立ったゲイ描写ではないことなのでしょう。好感がもてますね。
by katsura (2009-01-07 17:47) 

duke

たくさん読まれましたね、すごい!
オーデュポンは大好きな本です。
by duke (2009-01-08 13:32) 

kurohani

katsuraさん
よしながふみさんの漫画には必ず出て来る描写ですが、さらりとリアルに書かれてる感じがしますが。彼女(?)の漫画はどれも面白くて好きです。

nice!ありがとうございました♪

dukeさん
伊坂さんファンには何を今更読んでるんだとおしかりを受けそうですが、、。とても面白かったです!

nice!ありがとうございました♪



by kurohani (2009-01-09 00:15) 

kurohani

takemovieさん
nice!ありがとうございました♪

イリスさん
nice!ありがとうございました♪

by kurohani (2009-01-11 12:17) 

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