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ヒース・レジャー急死とは、、 [映画]

珍しい雪が氷雨に変わった朝ネット上での「ヒース・レジャー急死」のニュースに釘付け、思わず久しぶりにNEW YORK TIMESまで読んじゃいました。マンハッタンはSOHOの421 BROOM STREET(A.P.C. があるあそこら辺りかなぁ)に借りている彼のアパートで、22日午後3時半に予約したマッサージ師が到着したので家政婦が呼びに行ったら返答が無く、部屋に入った所ベッドの側の床の上で裸で息絶えていたそうです。ベッドサイドには睡眠薬の瓶があったけれど、その薬が直接の死因かはまだ不明との事。ベッドルームには自殺をほのめかす遺書は見つかっていないとか。薬のオーヴァードーズなんでしょうかね。しかし2005年の『ブロークバック・マウンテン』での名演も記憶に新しい、才能ある俳優さんだっただけに28歳で急死ってもったいない限りです!本当に信じられないですね。インタヴューでは「子供ができて死ぬ事に対して良い感情を持つ様になった。なぜなら娘の中に自分が生きてるから。でも同時に何時迄も彼女の側にいたいから死にたくない」なんて言ってたのに。トッド・ヘインズ監督の『アイム・ノット・ゼア』(2008年GW日本公開)の中でも様々な俳優達がボブ・ディランを演じると言う設定の中でのディランの一人を演じていて、『バットマン ビギンズ』の続編『ザ・ダーク・ナイト』でジョーカー役の撮影も進んでいたいたと言う事ですが、代役を立てるのかなぁ。ご冥福をお祈りします。


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『やわらかい手』を観る [映画]

マリアンヌ・フェイスフル主演の『やわらかい手』を観ました。「ロンドン郊外に住む平凡な主婦マギーが、最愛の孫の命を救う手術費用を工面する為に切羽詰まって始めたセックスショップの「接客」業。なんと彼女は恐るべき才能=ゴッドハンドの持ち主だった。壁1枚を隔てて。男を絶頂へ導く仕事で、店に長蛇の列が出来る売れっ子になっていく。」、、と言うちょっと過激なストーリー(笑)

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母娘の撮影&坂上静翁の映画 [映画]

昨日は長年の友人に、彼女のお子さんとのツーショット写真を撮って欲しいと頼まれ日比谷公園にて母娘を130コマ程激写。昨年自分の作品の為に同年代の女性をモデルに写真を撮り溜めたのですが、小さな子供が居る友人は子供と一緒に撮り、その写真を気に入ってくれた様で今回再撮影となりました。母子を毎年撮るって言うのも面白いかもな、と思いました。小さい子供の撮影と言うのはそれ迄あまり経験なかったのですが、ちゃんとこちらの意図も組んでくれてしっかり小さなモデル/女優になってました。小さくても女は女。その場を120パーセント楽しむパワーにも脱帽!私もとても勉強になりました。その後彼女が出品している『児童文芸絵本ギャラリー2007』と言う展覧会を観に久しぶりの新宿へ。凄い人出でビックリ!もうクリスマス商戦ですかね〜。11月30日迄ギャラリー「トラン・デュ・モンド」で開催中です。

そんなこんなでずっと外に居て風邪菌をキャッチしたせいか、はたまた一昨日の深酒が効いたか今朝は鼻水ズルズルで目覚め、大人しく家でまったり母と電話をしたりしてたのですが、何と叔母が亡くなったとの事。もう大往生と言って良い年でしたが驚きでした。この叔母の旦那が50年代から60年代にかけて「警察日記」 (所謂日活映画ですか)等を作った映画プロデューサーだったと言う話は昔から聞いて居たのですが、先ほどネットで調べてみたら結構色々面白そうな映画作ってたんだな〜と言う事が判明。灯台元暗し、とは言いますが全然知らなかったです。これからTSUTAYAでボチボチ借りて観てみようかな。私の映画好きも意外とこんな所から来てるのかなぁなんて思ったりして。


警察日記




洲崎パラダイス 赤信号


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Woody Allenの『Scoop タロットカード殺人事件』を観る [映画]

台風直撃でただ今家の付近は暴風域。外は凄い雨風!

Woody Allenの新作『Scoop タロットカード殺人事件』を観ました。前作の『マッチポイント』に引き続きロンドンが舞台。マジックショー「チャイニーズボックス」の中で、幽霊となった新聞記者から、当時ロンドンを揺るがしていた「タロットカード殺人事件」の犯人の名と言う世紀のスクープを打ち明けられたブロンドのブルックリン出身の女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、お喋りな同じくブルックリン出身3流マジシャンのスプレンデーニことシドニー・ウォーター(ウッディ・アレン)と共に父娘の様な素人探偵コンビを組み、ロンドンの街を駆け巡る。幽霊が告げた犯人はハンサムで洗練された英国貴族ピーター(ヒュー・ジャックマン)。しかし連続殺人犯にはとても見えない彼の魅力にサンドラはあっと言う間に虜に、、。その結末はいかに?と言うミステリー・コメディー。

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パンズ・ラビリンスを観る [映画]

昨日から封切りになった「パンズ・ラビリンス」を観ました。舞台は1940年代の内線終結後もゲリラ達がフランコ政権の圧政に反発している暗い時代。少女オフェリアは身重で体調不良の母と、再婚相手のフランコ軍のビダル大尉の駐留する山奥に着いて、いきなりビダル大尉の残酷な面を見せつけられる。そこでパンと言うヤギの頭と身体をした牧神に家の奥の庭にあるラビリンスに導かれ、彼女は魔法の国のプリンセス、モアナの生まれ変わりだと告げられる。パンが言うには満月の夜迄に3つの試練の耐えられれば両親の待つ魔法の国に帰る事が出来るとの事、その言葉を信じたオフェリアの幻想世界での冒険が過酷な現実の中で始まる、、と言うお話です。

追記:ソネブロさんで交流させて頂いているkatsuraさんの「水玉カフェ」の「映画「パンズ・ラビリンス」。」記事内でリンクして頂きました。是非飛んで見て下さい。感想のみならずオチも素敵です。

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「トランスフォーマー」を観る [映画]

マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」を観ました。何だかんだ言って「アルマゲドン」「アイランド」も観てますし、暑い夏にはこう言う大技ハリウッド映画も結構良いかも(笑)昨日熊谷で43℃だったんですよね、、。(正確には40.9℃でした)ほとんど気温=お風呂状態。映画は一言で言えば機械愛&童貞力がテーマの男子映画。

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『PARIS JE T'AIME』を観る [映画]

5分間の愛に関する短いエピソードが18編、18人の監督によってそれぞれ撮られた『PARIS JE T'AIME』を観ました。個々のエピソードには撮影された地名が付けられてます。観る前に思ったのはゴダールやロメールも参加した40年前のオムニバス映画『パリところどころ』みたいな企画だなぁ、、と言う事。

今回は世界中から参加してる監督や俳優が豪華!個人的にはコーエン兄弟のスティーブン・ブシェーミ主演のカップルと観光客のコメディ『チュイルリー』がかなり笑えました。『マレ地区』のガス・ヴァン・サントは流石に男の子を素敵に撮りますね(笑)ギャスパー・ウリエルが麗しかったです。相手役のイライアス・マッコネルもかっこ良い♪マリアンヌ・フェイスフルがちらっと出てるのも嬉しい。日本から唯一参加の諏訪敦彦監督の『ヴィクトワール広場』のジュリエット・ビノシュと死んだ子供のエピソード泣かせました!カウ・ボーイ役のウィリアム・デフォー渋い味出してます。オリヴィア・アサイヤス監督の『デ・ザンファン・ルージュ地区』のヤク中の女優役のマギー・ギレンホールもうまい。彼女『セクレタリー』の頃から結構注目してるのですがイマイチブレークしませんよね、、。『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督やウェス・クレイヴン監督等サスペンスやホラー系監督が居るのもちょっと面白い。トム・ティクノヴァ監督の『フォボール・サン・ドニ』の盲目の男性と恋に落ちるナタリー・ポートマンがめちゃくちゃキュート!この企画はまず若いプロデューサーがティクノヴァ監督のこの作品を『アメリ』のプロデューサーに持ち込んだ事から膨らんでいったらしいです。ジーナ・ローランズとベン・ギャラザ出演のジェラルド・ドパルデュー監督のエピソードは、「よっ!真打ち!」と言う感じの大人な迫力でかっこ良かったです。

一通り観るとパリに行った様な気分になる素敵な映画です。本当に絵になる街ですね。フランス映画だけど結構アメリカ人の監督、俳優が多いのがほお〜と言う感じでした。出てる人撮ってる人達が好き系の人達満載で楽しかったです♪
http://www.pjt-movie.jp/

しかし今日の東京のお天気の荒れ模様、凄いものがありましたね〜。道行く人に傘がぶっこわれてる人、傘を捨ててびしょぬれで歩く人続出でした!


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「さくらん」を観る [映画]

写真家の蜷川実花の初監督作品「さくらん」を観ました。安野モヨ子原作の同名の漫画は友人に借りて事前に読んでいたのですが、主演は土屋アンナ、音楽は椎名林檎と好きな人づくめなので、観る前から多分好きかなぁ〜とは思ってましたがとっても面白かったです。8歳で郭に売られた鼻っ柱の強いきよ葉が17歳で日暮と名を変えて、女同士の戦いや初恋失恋等々を経て吉原一の売れっ子になって、、と言うカリスマ花魁の成長物語です。まず全体の色が蜷川さんの写真が動画になった様な鮮烈な鮮やかさ、衣装も本当の当時の着物よりも派手なのでしょうが、セットやお花共々鮮やかでロックな感じでゴージャスでした。土屋アンナは「下妻物語」のイチコの様な、イキが良いけど可愛いと言う日暮にぴったり、彼女じゃなかったらこの話全然成り立たなかったかも?と思いました。脇を固める花魁役の木村佳乃や管野美穂も奇麗かつ大胆、やり手ばばぁ役の夏木マリもかっこ良かった。日暮を見守る安藤政信やご隠居役の市川左團次もかっこよかったですが、やはり男優陣は女優陣に押され気味?郭に女性を品定めしに来る男性陣の中にどうも清志郎とか出てたみたいですが、見逃しました、、。

アーティストが作った美学にのみ走った映画と言う感じでも無く(勿論ヴィジュアル凝りに凝ってますが)日暮の青春物語として最後結構ホロっと来ました。初監督作品とは思えない!お勧めです。

蜷川さんは五社英雄監督の「吉原炎上」がお好きとどこかで読んだ事がありますが、何となくその感じも分かりました。あっちの方がもっと陰惨な感じである意味吉原のリアリティに近いのかもしれませんが、、。(結構好きですけど)になみかさんのはもっと女の子視点からの吉原と言う感じもしました。
http://www.sakuran-themovie.com/


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「恋人たちの失われた革命」@都写真美術館を観る [映画]

来週2月18日迄都写真美術館で上映中のフィリップ・ガレル監督の2004年作『恋人たちの失われた革命』を観ました。ガレル作品は昔からぼちぼち観てましたが、久しぶりの新作と言う事で楽しみにしてました。主演はガレルの実の息子のルイ・ガレル、とっても美青年です。お話は1968年5月革命前夜のパリ。ルイ・ガレル扮する20歳の詩人フランソワが兵役拒否をして街へ出て、彼と似た様な若者達と出会い、5月革命に参加し、ドラッグを吸い、ある日彫刻家を目指す若く美しい女性リリー(クロティルド・エスム)に出会い恋に落ちる。永遠に続くかと思われた愛も友情も理想も、革命が失望に終わり、時間が経つにつれ変わって行くと言うストーリー。全編モノクロでパリの街と若者達が写真の様に苦くも美しい映画でした。クロティルド・エスムの最後のシーンの服、ちょっとゴダールの『気違いピエロ』や60’s Rockな感じがストーンズ主演の『One plus One』を思い出したり。ルイ・ガレルは同じく5月革命を扱ったベルナルド・ベルトリッチ監督の『ドリーマーズ』にも主演しているそうですが、クロティルド・エスムが劇中観客を見据えて「ベルナルド・ベルトリッチ」と言うシーンはそれにかけてるのかな。ルイ・ガレルは痩身で彫りが深くて、若いときのキースみたいな感じもあり。クロティルド・エスムは最初普通っぽい女の子だな〜と思ったけど、だんだん可愛く見えて来ました。男性も女性も服や髪型が無造作で可愛いっ。フランス語は全くダメなのですが、衣装協賛にアニエス・ベーの名前があったのは分かりました。劇中ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのニコの「Vegas」が使われてましたが、監督はニコと結婚してた事があったのですよね。何か愛を感じました。弦を使った音楽等他の挿入歌も素敵でした。2004年作品とは思えないドキュメンタリーっぽい感触があり、約3時間と長尺ですが一気に観させました。監督は老年になった今も60年代と同じ気持ちで革命やアートや愛、そしてそれらに対する絶望について考えてるのかなと言うパッションを感じ、それを息子に投影しているのかなと感じました。淡々としてるけど熱いです。蛇足ですが劇中に画家が描く絵が結構好きでした。たいてい映画に出て来る画家の絵ってえ〜?って感じのが多いんだけど(笑)
http://bitte942.rsjp.net/kakumei/


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「マリー・アントワネット」を観る [映画]

公開前から散々女性誌に特集されまくって、もう既に観た様なデジャブ迄感じてたソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」を観ました。まずいきなりロックのリズムがなり響いて「ん〜?」と思ってるとピストルズのNever Mind the Bollocksのジャケ調で「マリー・アントワネット」とタイトルが(笑)そこから持ってかれました。その後もオペラや室内楽のクラッシックの場面もありますが、全編スージー・アンド・ザ・バンシーズやバウ・ワウ・ワウ、エール、フェニックス(ソフィアの旦那)、ストロークス等等新旧ロックが使われまくって大変ウキウキの選曲でした。ただこれロック好きじゃ無い人が観た場合どういう感じなのかなぁ?私は全く違和感ありませんでしたが、カンヌ映画祭ではブーイングも出たと聞きましたが。(全編英語しゃべってるのも違和感あったのかも?)話はマリーから観た世界なので終始ヴェルサイユ宮殿やプチ・トリアノンの豪奢な世界のみ、民衆の貧しい生活は全く描かれてないし、最後フランス革命の幕切れの所も「あれ?」ってくらいあっさりでしたが、マリーの内面を彼女の視点から描いたらああなるのでは、と思いました。マリーは今のセレブとかファッション・リーダーの原型なのかなぁ。本当に興味深い人です。衣装、靴やスィーツ、花、そして本物のヴェルサイユ宮殿でのロケだけあって建物が内外装共に贅沢の極み、、。正に少女漫画の世界!フェルゼンを想う所なんてかなりベルバラチック(笑)ソフィアのガーリー魂炸裂と言う感じで少女趣味大好きの私は多いに楽しみました。最後王と宮殿に残る決意をするキルスティンの演技はちっと泣かせました。ただ今迄のソフィアの作品から比べるとベストでは無いかも?とは思ったけど。

持論ですが、乙女、少女趣味も極めればある種のダンディズムに通じると思ってます。その意味でソフィア・コッポラはお父さんのフランシス・コッポラと似た物を追求している様に思えるのですが。
http://www.ma-movie.jp/about/index.html

追記:
フェニックスのメンバーが宮廷音楽家としてプチ・トリアノンのシーンでカメオ出演していたのですね!http://www.youtube.com/watch?v=E3-qywxqApA


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